LINE友だち数・ID連携率向上
「ソーシャルPLUS」LINEログイン 導入事例インタビュー
株式会社ブックウォーカー
https://www.bookwalker.co.jp/
ブックウォーカーは「出版文化からイノベーションを生み出す」をミッションに掲げる、KADOKAWAグループのデジタル戦略子会社です。直営の電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」では、1,000以上の出版社のマンガ、ライトノベル、小説、実用書、写真集、雑誌など幅広いジャンルの作品を販売しています。
ソーシャルPLUSを利用してLINEログイン・自動友だち追加機能を導入した経緯や導入効果、LINE Payとの併用導入で得られた成果、これからのLINE活用について、株式会社ブックウォーカーの澤本様と秋本様にお話を伺いました。
※この記事はLINE株式会社との共同企画として制作されたものです。
澤本様:「BOOK☆WALKER」は、株式会社ブックウォーカーが運営する、KADOKAWAグループ直営の電子書籍ストアです。1,000社以上の出版社のマンガ、ライトノベル、小説、実用書、雑誌など幅広いジャンルの作品をオンラインショップやアプリ等で販売しています。開設からは今年で9年になります。
利用者の男女比はおよそ7:3で男性ユーザーが多いです。年齢層でいうと20代~30代が全体のおよそ7割を占めています。ジャンル別の売上は、漫画66%、ラノベ27%となっており、漫画とラノベで全体の9割強という分布になっていますね。※1
運営元が出版社の電子書籍ストアということで、ブックウォーカーでは「出版文化からイノベーションを生み出す」というミッションステートメントを掲げています。
私と秋本はその中のサービス開発部に所属しており、上記のミッションを部内用に昇華させた「電子で本をもつ喜びを提供する」という共通の思いをもって、各施策に取り組んでいます。
出版社であるKADOKAWAグループだからこそできる「ライトノベルの発売前試し読み」や多くの出版社様からいただく「ストア限定特典」 、本棚機能、Twitterでのキャンペーン企画等にも注力しています。
※1:2019年10月時点でのデータ
秋本様:「自動友だち追加機能」※2 も併せて導入したかったというのが大きいです。
そもそもLINEログインの導入を検討し始めたのは、LINE公式アカウントの友だち数を増やしたかったからでした。そのために、自動友だち追加機能が効果的なのではないかと考えたんです。
LINEログインと自動友だち追加機能を併せて導入すると、自社サイトを利用するユーザーがLINEログインを利用して会員登録する流れの中で、自然に友だち追加まで完了できます。
さらに、ソーシャルPLUSのようなLINE社の公式パートナー経由で申請を行うと、友だち追加のチェックをデフォルトでオンにすることができます。これも友だち数を増やすためにとても効果的だと思いました。
※2:自動友だち追加機能について:https://socialplus.jp/line/add-friend
澤本様:ソーシャルPLUSの導入にあたって期待したのは、主にこの「LINEログインと自動友だち追加機能による友だち数の増加」でした。実際、LINEログインを導入した2018年6月から1年で友だち数は8倍に増加しました。
直近の2019年9月までだと、およそ10倍にまで伸びています。
日ごとの友だち増加数も、導入から2019年9月にかけて右肩上がりで伸び続けていますね。
澤本様: 無料キャンペーン等、ユーザーからの反応が大きい施策を行ったタイミングでLINEログインの利用者数も一緒に増加する傾向にあるので、ユーザーにとって便利な選択肢を提供できているな、と感じています。
澤本様:最初はメアドでの登録フローしかなかったのですが、「ユーザーの皆様になるべく多くの選択肢を提供する」という方針のもと、各種ソーシャルログインの導入を進めました。
「どんなアカウントを持っている方でも手軽に会員登録ができる」という状態を作りたかったので、なるべく一画面の中に全ての選択肢を出せるように工夫もしています。
秋本様:次は「Appleでサインイン」を実装予定です。対応義務もありますし。
秋本様:おお、そうなんですか。自社開発以外にも実装手段の選択肢が増えるのは良いことですね!
澤本様:新規会員登録からログイン、決済までをLINEというサービスで一気通貫して行えるというのは、ユーザーにとってすごく便利だと思うんです。
そもそもLINEとスマホの親和性自体すごく高いですし、LINE Payはプッシュ通知もデジタルコンテンツへの使用も可能というのが強いですよね。
秋本様:LINE Payの導入前、解約理由として「希望する支払い手段がなかった」という声がちらほら聞こえてきていました。
せっかくのご縁でサービスを利用していただいていたのに、決済手段が理由でお別れしてしまうのは本当に悲しいことです。このことからも、提供する選択肢が少ないことで便利なユーザー体験を提供できないという状況は、なるべく少なくしなければならないと感じました。
澤本様:まだLINE Pay導入から2ヶ月ほどですが、LINE Payを利用して決済した方の4人に1人がLINEログインを利用している状況です。
まだ「多い」「少ない」を明言できない状況ではありますが、会員登録からログイン、決済まで一貫してLINEを利用していただけている方がこれだけいらっしゃるというのは良いことですね。
逆に言うと、残りの方々はLINEログイン以外の方法でログインしてLINE Payで決済していることになります。「LINE Payを利用したい」というニーズはやはりあったのだなと感じますし、そこにお応えできるようになったのも嬉しいです。
澤本様:電子書籍というサービスの特性上、スマホユーザーがとても多いのでスマホで簡単にログインができるLINEとの親和性はとても高いと感じています。
LINE公式アカウントの管理画面から性別や年齢層に応じて配信できるメッセージ配信は既に実施しているのですが、2020年1月のLINE公式アカウント強制サービス移行後の通数課金制度等も考えると、今後はより配信通数を抑えつつ、よりエンゲージメントの高いユーザーに向けて個別にメッセージ配信するというところも強化していきたいですね。
その意味でも、今のうちにID連携率を高めておくのはすごく大切ですし、LINEログインを導入したことでID連携率も自然に上がっていってくれています。
LINEログイン導入後、ID連携数は導入から1年で2.5倍に、ID連携率は20%程度から60%超えまで伸びました。今後もID連携率を伸ばしつつ、よりユーザー目線でのメッセージをお届けできるよう、サービス改善を進めていきたいです。
澤本様:冒頭でもお話しした通り、私たち「BOOK☆WALKER」は「出版文化からイノベーションを生み出す」というところをミッションにしています。
「電子で読むか紙で読むか」という議論も耳にするかと思いますが、我々としては「電子書籍にも紙書籍にもそれぞれの良さがあり、どちらで読むかは読者の皆様の手に委ねるべきだ」と考えています。
その中で、ユーザーの皆様に電子で本を読む体験を本格的に提供していこうと考えた時、KADOKAWAとして、「BOOK☆WALKER」として、どのような形で「電子で本をもつ喜び」を届けられるか。その中の一つの事例として、今回の「どんなアカウントを持っている人でも、簡単に利用開始・継続できるような環境づくり」があるのだと思います。
今後もより便利なユーザー体験を目指して、従来のメッセージ配信施策の見直しやID連携ベースでのセグメント配信の強化を行い、より1人1人のユーザーにマッチした情報をお届けできるようにしていきたいです。
秋本様:難しい質問ですね(笑)
最近ソーシャルPLUSのメッセージマネージャーを使い始めたのですが、テスト配信まわりはまだ少し手間がかかるかな、と感じています。LINE Official Account ManagerにLINEでログインできるように、メッセージマネージャーにもLINEでログインして色々調整できるようになるともっと便利になるかもしれません。
澤本様:ステップメールの要領で使えるようになるのは良いですね!「BOOK☆WALKER」としても、今はまだ手動でメッセージ配信を行っている状況なので、もう少し効率的な運用を目指していきたいところです。
「恐らくここがユーザーにとってのボトルネックになっているのだろうな」という所を推察して、そこを超えてくださるようなメッセージの工夫もしていきたいですし、メッセージの質もどんどん進化させていきたいと思っています。
※記事の内容は、2019年10月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※記事の内容は掲載時点のものです。
※記事はLINE株式会社との共同企画として制作されたものです。
ソーシャルPLUSに関するお問い合わせやご相談など、お気軽にお問い合わせください。