LINEパーソナライズ配信
「ソーシャルPLUS」LINEログイン 導入事例インタビュー
株式会社メドレー
https://www.medley.jp/
株式会社メドレーは、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、医療介護業界の人材不足解消を目指す日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」や、オンライン診療・電子カルテなどの機能を搭載したクラウド診療支援システム「CLINICS」などのサービスを展開しています。
医療介護求人サイト「ジョブメドレー」:https://job-medley.com/
ソーシャルPLUSを利用してLINEログイン機能をご導入いただいた、株式会社メドレー様。
医療介護求人サイト「ジョブメドレー」のプロダクトの開発や改善を担当されているディレクターの澤渡様に、LINE公式アカウントの導入背景やメッセージ配信の工夫についてお話を伺いました。
※この記事は、2020年11月に実施したオンラインインタビューに基づいて作成したものです。
メドレーでは、求職者がより円滑で納得のいく就職・復職・転職を実現できるようにコミュニケーションツールとして身近なLINE公式アカウントを導入。求職者は、自身のLINEアカウントとジョブメドレーの会員情報を連携させることにより、LINEのトーク画面上で希望に沿った求人情報を受け取ったり、キャリアサポートスタッフへのお問い合わせをしたりすることが可能になります。
ユーザーの利便性を第一に考えたLINEのID連携を活用したメッセージ施策や、ID連携率向上のための工夫についてお伺いしました。
従来、電話やメール、SMSでのサポートを行っていましたが、SMSでは画像や長文情報をお送りできない、メールはなかなか気づいていただけないなどの課題がありました。
そこで、コミュニケーションの幅を広げてより使いやすいサービスにしていくために、LINE公式アカウントの導入を検討しました。LINEは多様なメッセージの送信が可能で、日常のコミュニケーションで利用されているプラットフォームであるため、電話よりも手軽に、メールよりもリアルタイムにやりとりすることができます。若い世代を中心にメールよりもLINEの方が利用されるようになったこともあり、身近なLINEで情報を受け取れるようにすることでユーザーの利便性が向上するのではないかと考えて、導入を決めました。
実際、LINE公式アカウントをコミュニケーションツールとして活用し始めてから、LINE経由のお問い合わせは右肩上がりに増加しています。増加した要因としては、求職者の希望に寄り添った配信とID連携の促進が影響しているのではないかと考えています。
現在、ジョブメドレーのLINE公式アカウントでプッシュ配信しているメッセージは、登録条件に基づいてパーソナライズされたメッセージのみです。全ての友だちを対象にした一斉配信は行っていません。
一斉配信をしない理由は、希望条件にそぐわない情報を一方的に送り続けるようなコミュニケーションを取らないためです。ジョブメドレーは、高校卒業したての20歳前後から60代以上のシニア層まで幅広く活用いただいており、医療から介護、保育など、専門性の高い職種に従事されているため、一人ひとり求めている情報は違います。
LINEはパーソナルで身近なプラットフォームだということもあり、お届けするメッセージがユーザーにとって役に立つ情報になりえるかということにこだわって運用しています。
このような運用を実現するために活用している仕組みが、LINEログインを利用したID連携です。ID連携とは、ジョブメドレーの会員IDとユーザーのLINEのIDを連携させることです。ID連携することで、登録された希望条件に応じた求人情報のレコメンド配信が可能になります。
希望条件に合った求人情報をLINEでお届けするためには、LINE公式アカウントの友だちになっていただくことと、ID連携していただくことが必要です。ジョブメドレーでは、新規会員登録時にLINEログインを利用することで、スムーズにジョブメドレーのLINE公式アカウントの友だち追加とID連携が完了する導線にしています。サイト上にも導線があり、新規登録時に友だち追加やID連携をしなかったユーザーも後からご登録いただけるようにしています。
現状、プッシュメッセージは自動化していますが、並行して、お客様からの転職相談にLINE公式アカウント上でお応えするサポートも行っています。LINE公式アカウントで来たお問い合わせに対して、そのままLINE公式アカウント上で返信できるのでやりとりがスムーズです。このような双方向性があるのも、LINEならではの良さですね。
ジョブメドレーを利用いただく方々が、ご自身にとって一番便利なコミュニケーション手段を選べる環境を作っていければ、情報やコミュニケーションのミスマッチも減り、求職者と事業所のより良いマッチングに繋がるのではないかと思います。
ユーザーが求職活動で本来悩むべきこと以外のところで手が止まることのないよう、LINEや電話、メール、Webサイトの設計などを包括的に捉えて、より便利で誰でも使いやすい形を今後も探っていきたいです。
メドレーが解決したい社会課題の一つに、慢性的な医療従事者不足があります。これは非常に複雑な課題ではありますが、私たちは、求職者と事業所を繋ぐ「ジョブメドレー」のサービス改善を重ねることで、この課題を解決しようとしています。
だからこそ、ユーザーやサービスの成長のためになることなら手段や職域に囚われずにチャレンジすることが奨励されていますし、LINE公式アカウントを活用した施策や運用方法についても、現状に満足せず、より使いやすいサービスを目指して日々試行錯誤を重ねています。
今後も、より多くの求職者と事業所の出会いをサポートしていけるよう、レコメンド精度の向上やLINE公式アカウントのリッチメニュー活用も視野に入れつつ、様々なチャレンジを続けていきたいです。
※この記事の内容は、2020年11月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※記事の内容は掲載時点のものです。
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