離脱率・リピート率・CVRをまとめて改善! EFOに効果的なソーシャルログイン活用法とは

公開日:
2019
7
29
最終更新日:
2019
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ソーシャルログインを活用してEFO(エントリ―フォーム最適化)を行うと、フォーム離脱率の軽減・既存ユーザーのリピート率アップを同時に実現し、CVR向上に貢献します。本記事では、なぜEFO施策としてソーシャルログイン導入がおすすめなのかを、具体的な事例や画像も交えつつ解説していきます。

集客に注力しているものの、離脱率・継続率が問題でなかなかCVRが上がらない…というお悩みはございませんか?ソーシャルログインを活用してEFO(エントリ―フォーム最適化)を行うと、フォーム離脱率の軽減・既存ユーザーのリピート率アップを同時に実現し、CVR向上に貢献します。

新規会員獲得・既存会員の再訪率に課題感がある方へ

新規会員獲得施策や既存会員の再訪率改善施策を考える中で、広告施策を優先して進めていたらサイト改善は先送りに…というケース、意外と多いのではないでしょうか。

広告施策を打ってユーザーとの接点を広く持つことももちろん大切ですが、せっかく流入数が増加してもそこからコンバージョンに至るユーザーが少なかったら、広告費ばかりが徒にかさんでいく…という状況にも陥ってしまいかねません。

今回は、流入してきたユーザーがよりスムーズにコンバージョンに至るために欠かせない「EFO」という施策をご紹介します。

EFOを実現する手段にも様々なものがありますが、フォームの離脱率軽減・新規会員獲得数アップだけでなく、既存会員との関係構築にも活用できる「ソーシャルログイン」が特におすすめです。
本記事では、EFOを行ううえで押さえておきたいポイントから、ソーシャルログインを活用した施策まで幅広くご紹介していきます。新規会員獲得数や既存会員の再訪率等に課題感のある方は、ぜひ最後までお目通しください。


EFO(エントリ―フォーム最適化)が大切な理由

EFO(Entry Form Optimization / エントリーフォーム最適化)とは、サイトの会員登録ページや商品購入ページ等のエントリーフォームを、自社サイトを利用するユーザーに、最後までストレスなく埋めてもらうことを目的として行う改善施策のことです。

フォームの入力画面まで進んでくれるユーザーは概して購入意欲が高い傾向にありますが、なんとおよそ70%ものユーザーがフォーム入力中に離脱してしまうというデータもあります。 参照:41 Cart Abandonment Rate Statics

せっかく購入・資料請求等まであと一歩…というところまで来てもらったのに、エントリーフォームの煩雑さが原因で離脱されてしまってはもったいないですよね。


CVR向上を狙う際、サイトへの流入数を増やす施策と併せてEFOも行うことはとても大切です。

EFOにもおすすめ!ソーシャルログインが変えるユーザー体験

EFOでおさえておきたいポイント3点

EFOを行う際に重要になってくるポイントは、以下の3点です。

①入力時の手間の削減

入力項目が多すぎる・分かりづらい設定が多くてエラーが出やすい等、ユーザーに余計なストレスをかける設計になっていないかどうか。

②わかりやすさ

会員登録をすることで得られるメリット・エントリーフォームへの導線・各項目に書くべき内容等が、適切なタイミングでわかりやすくユーザーに届くようになっているかどうか。‍

③安全性・信頼性

個人情報を入力するにあたって、ユーザーに信頼してもらえる運用ができているかどうか。
以上3つのポイントに気を付けることで、エントリーフォームまで進んでくれた(アクション意欲の高い)ユーザーが、よりスムーズに実際のアクションまで進んでくれるようになります。

EFOを行う手段としては、各種EFOツールの導入・自社内でのサイト改善など様々なものがありますが、今回は「ソーシャルログイン」を活用したEFO施策についてご紹介していきます

そもそもソーシャルログインって?

ソーシャルログインとは、サイトへのログイン時に、ユーザーのFacebook・LINE等のSNSアカウントやYahoo! JAPAN等の外部サービスのアカウントを使ってログインすることができる機能のことです。


ECサイトをはじめとした一般的なWebサービスでは、会員登録時に新しくIDとパスワードを設定して登録しますが、ソーシャルログインを使えば使い慣れているSNSや外部サービスのアカウント情報を利用して簡単に会員登録やログインをすることができます。


なぜEFO施策としてソーシャルログインがおすすめなのか

EFO施策におけるソーシャルログインの強みを、先ほどご紹介した3つのポイントに沿ってご紹介していきます。

①入力時の手間の削減

各種SNSや外部サービスに登録されている、名前やメールアドレス等の情報を自動でフィルインできるため、エントリーフォーム入力時の手間を大幅に削減することができます。

②わかりやすさ

使い慣れたSNSのID・パスワードを使用できるため、訪問先のサイトごとに別々のパスワードを管理する必要がなくなり、ユーザーにとって分かりやすい設計になります。
パスワード忘れによるサイト離脱を防ぐ効果も見込めます。

③安全性・信頼性

各SNSプロバイダが提供する二要素認証を利用できるためセキュリティ強度が高いです。

ソーシャルログインで変わるユーザー体験

エントリ―フォーム内では、入力欄や全角半角の指定等でこまごまとしたエラーが出やすく、ユーザーにとってはストレスになりやすいものです。特にスマートフォン等の小さな画面では「面倒だ」と感じやすく、そのまま離脱の要因にもなってしまいます。

ユーザーがフォーム入力中に感じるストレス
ユーザーがフォーム入力中に感じるストレス

ソーシャルログインを導入するとこのような手間が軽減され、よりスムーズに購入画面まで進んでもらえるようになります。
実際のログイン画面のイメージは以下のようなものです。


ソーシャルログインのフォームアシスト機能
ソーシャルログインのフォームアシスト機能

このように、ログインに使用するSNS・外部サービスに登録されている名前や住所等の情報が自動でフィルインされるので、ユーザーを離脱させる要因になるストレッサーを大幅に削減することができます。

これによって、
・ユーザーにとっての利便性向上
・購入意欲の高いユーザーに離脱される可能性が低下し、CVR向上
等の効果が見込まれます。

ただのEFO施策には留まらない、ソーシャルログインの強みとは

EFO施策としてはフォーム構造の簡略化や入力エラーのリアルタイム通知等様々なものがありますが、
ソーシャルログインの強みは、EFOだけでなく、会員登録後の再ログイン率アップ・顧客との関係性構築など、顧客の行動に沿った幅広いサポートにも活用できるというところにあります。

新規登録だけでなく、再ログインにも効果を発揮するのがソーシャルログインの強み

SNSが広くユーザーに広まり、企業とユーザーのコミュニケーションの在り方も変わってきつつある今、いかに既存のユーザーと良好な関係を築いていくかが大切になってきています。
だからこそ、EFO施策を行ううえでも、新規会員登録数の増加だけを目指すのではなく、登録後のユーザーとの関係構築も見据えた施策を行っていくことが重要です。


新規獲得だけじゃない!ユーザーとの関係構築にも強いLINEログイン

「新規会員登録数向上だけでなく、登録後の再訪率向上も目指したい!」「既存ユーザーが利用しやすい仕組みを作りたい!」という場合は特に、LINEを活用した施策がおすすめです。


ID連携で実現するOne to Oneコミュニケーション

LINEログインでは、自社サービスのログインIDとユーザーのLINE IDを連携させることで、ユーザーとのOne to Oneコミュニケーションが可能になります。
これによりユーザーの属性やサイト訪問履歴、購入履歴等に応じたセグメントメッセージの配信等、ユーザーごとに最適化されたサービスを提供することが可能になります。

例えば、「銀のさら」様では、注文完了通知や店舗ごとの新商品案内などのユーザーに最適化したメッセージ配信を行った結果、離脱率・リピート率が大きく改善されました!


参考事例:株式会社銀のさら様
ID連携で実現する便利なネット注文体験とは。
継続利用率、LINE経由の売上を伸ばしたポイント。

このように、LINE ID連携を活用して「ユーザーに豊かな購買体験を提供する」動きはますます広まってきています

ユーザーとより良い関係を構築するためには、ユーザーの求める情報をユーザーが求めるタイミングで配信するといった「ユーザー目線」での施策が必須といえます。
既にLINEアカウントを活用中の皆様も、これから導入を考えている皆様も、この機会にぜひ一度LINEを活用した施策をご検討してみてはいかがでしょうか。

参考:LINEのID連携とは?企業が導入するメリットと活用事例、効果的な実装方法を解説


まとめ

エントリ―フォームまで進んだ(CV意欲の高い)ユーザーに快適なネット体験を提供し、離脱率を下げることは、CVR向上を狙ううえでも大切です。
ソーシャルログインを活用したEFO施策なら、離脱率低下による新規会員獲得数アップだけでなく、既存会員との関係構築・継続利用率の改善まで幅広く強化することができます。

いまやストレスフリーな購買体験を提供できるかどうかでユーザーに受け入れてもらえるかどうかが決まる時代になりつつあります。
まずはソーシャルログインを導入するところから、EFO、ひいては顧客体験の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。


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